自作ファイヤーバード(24)ヘッド厚調整

ファイヤーバードの製作を少し進めました。今回はヘッド部の厚みを調整します。

用意しているペグを使うにあたり、ヘッドの厚みを15ミリほどにする必要があります。ファイヤーバードのヘッドは表面に装飾用の板が乗るので、その厚み約2ミリを引いた13ミリにしなくてはなりません。現在の厚みを測ると約16ミリ。

3ミリも薄くするのか…。ヤスリでやるには少々骨が折れる作業になりそう。時間もかかるし。うーむ。一体どうすれば?

そんな時は電気工具の力を借りるに限ります。ヘッドを裏向きにして固定。即席のガイドを作りトリマーで一気に削ってしまう事にしました。

さすがトリマーさん。音はうるさいが威力はパネーっス。ヘッドは無事に約13ミリになしました。しかし…、

ぐえええええ…!!!!!

2箇所ほどチップしてるうううう!

しかし、トリマーを恨むのは筋違いというもの。使い方が、目的が、間違っていたという事なのでしょう。

しかし、だからといって一体どうすればよかったというのですかあああああ?

答えはひとつ。

『トリマーで材の端までは削らず、残りは手作業でやる』

これだ。きっとこれだ…。

まだまだ修行が足りませんな。

 

ジャンクでディンキー(1)

しばしの間ジャンクパーツ漁りを控えておりました。(理由は当サイトの更新具合からお察しいただけるかと)

ところが……ここに来て急激に「ディンキータイプのギターを触りたい!」という欲望が。そして某フリマサイトにて格安のボディーを発見! 思わず購入してしまった次第です。

つい最近までこの手のギターにはまったく食指が動かなかったのですが、趣味嗜好というのは変わるものですね。

全体にワイルドにブラックが塗ってあります。ところどころ湿気でかぶれていたりしますが、そこが何とも「自分でやったぜ」感が出ていいですね。こういうの大好き! ピックアップはシングル・シングル・ハム。そしてブリッジはフロイドローズが乗っていたようです。
ブリッジ後方に何やら謎の空間が!? このボディはフェルナンデス製という事でしたが…サスティナー搭載モデル?にしてはキャビティが小さいか。普通のアクティブ仕様かな?

ディンキータイプとは、ジャクソンの『ディンキー』モデルが元になった呼び方だそうで、スーパーストラトなどとも呼ばれてるみたいです。割りとメタルの人が(速弾きとかする人が)よく使う印象ですね。筆者は速弾きどころか普通の速さでもヘロヘロなんですが……。

思い出せば筆者が中学、高校の頃は友人たちはこのタイプを使っていた印象があります。そのせいか、このデザインがどことなく中二心をくすぐる気がしてワクワクするのです。

ネックジョイント部に亀裂発見! ドンマイドンマイ! むしろ亀裂ドンと来い! な気持ちでゆきましょう!

てな感じで、これからいろいろパーツを集めてゆこうとお思います。

もちろん、他のギターも少しずつやってます。本当です。

モニタースタンドを作ろう

これまでは自宅や出先でノートパソコンをペチペチしたり、どこぞの会議室であーだこーだ言うのが主な仕事だったわけですが、コロナをきっかけにそんな作業スタイルも一変。今ではパソコン作業も、打合せも、ほとんど家でやってます。

そこで導入したのが大型ディスプレイ。

リモート会議などでは、書類を開いて、さらにリモート用の画面を表示……といった具合にどうしてもノートパソコンの小さな画面では不便に感じてしまうことが多くなりました。さらに、眼精疲労からの肩凝りにも悩まされていたというのもあり……「大きな画面で文字をでっかく表示させてゆったり仕事をすればさぞ快適じゃろう」と思ったわけです。

結果は大正解。むしろなぜもっと早く買わなかったのか。大型ディスプレイ万歳。

そんなわけで今回はディスプレイを乗せる台。いわゆるモニタースタンドを作りました。ディスプレイの下にキーボードやノートパソコンをしまったりできるやつです。すごく便利そうじゃあありませんか。

正直、買ってもそんなにお高いものじゃありません。中にはUSB端子なんかついていたりして、とてもよさげです。でも作ります。作りたいので。

まずは、ジグソーテーブルをプチ・バージョンアップ。スライドテーブルを追加しました。これで簡単に材料を垂直に切断できるわけです。これはこれで、なぜもっと早く作らなかったのか、というほど便利。

新兵器。スライドテーブル。

本体の天板に溝を掘って、その溝に合わせたガイドを板に固定したもの。単純ですが、直角を出すのがなかなか神経をつかいました。

長い材料は無理でした……。まあしかたありません。材料を途中でひっくり返すなどの工夫で今回は何とかなりました。

こいつを使って、端材をドゥルルルル! と切断&切断! タイトボンドでペタペタ! 乾くのを待つのが面倒くさいので、半乾きのところをビスで固定!

てなかんじであっという間にできあがりです。自分用なので塗装なんてしません。

今回使用した端材は19ミリ厚の集成材。ちょいと強度が不安だったので、2枚ずつ貼り合わせて使いました。ざっとヤスリをかけて完成です。

さあ、これで仕事がバリバリ捗る……といいんですけどねぇ。

自作ファイャーバード(23)ネックサイド整形

指板の再接着もどうにか上手くいったようです。次はこの指板に合わせてネックサイドのシェイプを整形します。

以前にも増して(?)ガッチリ接着された指板。

とのその前に『トリマーテーブル』を作ってみることにします。

実は以前作ったジグソーテーブル、あらかじめ中央のメカ部分を交換できるように作っておきました。この部分だけを交換することでトリマーテーブルとしても使えるという寸法です。

こちら以前作ったジグソーテーブル。大活躍してくれてます。

まずはジグソーの時々同じようにMDF板でぴったりサイズのをプレート作成します。裏側にトリマーのアダプター部分を固定して穴を開けたら完成です。簡単ですね。

裏っ側から見たところ。トリマーがぶら下がっています。若干上下の余裕が足りず、ビットを交換する際毎回プレートごと外さなくてはならないのが残念ポイント。

早速使ってみましょう。

ベアリング付きのトリマービットを使用して、指板をテンプレート代わりにしてネックサイドを削ってゆきます。

トリマーテーブルいいですね。当然ながらトリマーを手に持って使うよりも安定します。シチュエーションによっては大活躍してくれそう。

さてさて、まだまだ寒いですが、暖かくなるころには塗装まで漕ぎ着けたいところで。時間の許す限り進めてゆきましょう!

自作ファイヤーバード(22)指板再接着

3歩進んで2歩下がる。

趣味も仕事も人生も思うようには進まないものですが、時々立ち止まりながら、少しずつ進んでゆきたいものです。

さて、前回剥がした指板を再び貼り付けましょう。剥がしたばかりの指板は熱を加えたせいもあって、思いきり『順ぞり状態』でしたが、漬物石を乗せて長期間矯正したところ、どうにか猫背をシャキッと直すことができました。

この状態で1〜2週間ほど放置となりました。なかなか工作の時間が取れない時は、こういう放ったらかしの作業が有効ですな。

再接着するにあたり、付着した接着材を、指板裏およびネックの指板面から除去。同時にヤスリをかけて表面を整え直します。

実は前回、ボディーとの境目付近の平面処理が若干うまくいっておらず、指板の22フレット付近がほんの僅かに浮いてしまう状態になっておりました。コンマ1〜2ミリくらいなので、クランプで無理矢理圧着し、さらに接着剤と塗装でなんとかなるとは思っていました。ところが今回のように再接着をするはめになったという事は、工作の神様が「そこ、ちゃんとやったほうがいいかもよ」と言っている気がしたので、せっかくなので修正をすることにしました。2回目の作業で結果的に精度があがる。いわゆる『工作あるある』ですかね。

イマイチ平面になっていなかった箇所に木材を追加。
研磨してネック面とのツライチに。

準備ができたので、再びクランプを総動員して指板をネックに圧着してゆきます。念のため、使うのは前回と同じタイトボンド・ハイドグルー。二度と剥がすような事態になりませんように……。

アホかと言うくらいにクランプを締めました。

次に工作をできる時間ができるまで、このまま放置です。

子供用の机

新年一発目の投稿は子供用の机です。

椅子はそこそこ良さそうなものがAmazonですぐ見つかったのですが、机となるとこれといったものがなく、しかたなく自分で作ることにしたわけです。昨年末にちょこちょこ作り始めてようやく完成となりました。

集成材をビスでシンプルな箱型に組み立てて、その上に水性塗料&水性ウレタンニスで塗装しました。サイドの赤い部分はアサヒペンの水性塗料、天板のナチュラル部分および赤い部分のコーティングにはワシンの水性ウレタンニスを使用しました。

工夫したポイントは、引き出し&ネコちゃんのくり抜き。このくり抜き部分は若干の軽量化と持ち運ぶ時の取手という機能も兼ね備えています。

子供用の椅子を買うとなるとやはり安全性が気になるところですが、今回Amazonで購入した『MAMENCHI』製の子供用の椅子は見た目以上に頑丈で(昨年11月から使用していますが)今のところ壊れたりする様子はありません。外見に関しては好き嫌いが分かれるかもしれません(実は筆者も「もう少しクラシカルなデザインがいいな」とは思いました)が、頑丈なところが何より安心感があります。

今回使った塗装コンビ(使用後の写真ですみません……)。水性ウレタンニスは初めて使ったのですが、使用感も仕上がりもなかなかよかったのでギターでも使って見ようかなと思っております。

さて2021年。まだまだ安心できる世の中にはなりそうもありませんが、どうにか適応してゆきたいものですね。

自作ファイヤーバード(21)指板はがし

さて。前回、指板が曲って接着されてしまうという悲劇にみまわれました。

あれほど念入りに位置合わせを行ったにもかかわらず一体なぜ?

原因は単純なもの。センターラインの罫書きがズレていたから。そりゃぁ曲るに決まってます。しかし工作には失敗はつきもの。こうしたトラブルも、のほほんと楽しんでゆこうではありませんか。

……。

ウソです。今回ばかりはそんな余裕の欠片もありませんでした。頭を抱えて「うぎゃあああああ」と数週間悩み続け、いろいろ対処方を考えました。

プランA)このまま両サイドをネックごと削って無理矢理センターを合わせる。

プランB)曲ったままセンターのズレたギターとして製作を続ける。

プランC)素直に指板を剥がして貼り直す。

考えた末、プランCでゆくことにしました。少しでもまともなギターにするには、やり直すしかありません。幸い、今回はハイドグルーというニカワのボンドを使ったので、タイトボンドに比べて剥がすのも簡単ですから。たぶんですが。

いろいろ調べた結果。指板は「暖めて剥がす」らしい事がわかりました。実は現在、ヘッドの折れたジャンクギターを何本も買い集めており、これらを直すには指板を剥がすケースもあるだろうなぁ、とは思ってチョコチョコと勉強しておりました。しかしまさかこんなに早く実践する時が来ようとは……。まあでも人生ってそういうものな気もします。

指板を暖めるツールとしてメジャーなのは、どうやら『シリコンラバーヒーター』なる物。これについては調べるまで聞いた事がなかったのですが、グニャグニャしたゴムみたいなものが電気を通すと温かくなるという物体。早速Amazonで購入して実験。

交流電源を使うのはメチャメチャおっかないです。皆様もお試しの際はくれぐれも自己責任でやりましょうね!!!

実験の様子。エンジ色のペロンとした奴が『シリコンラバーヒーター』これ系の専用の温度計は高価なものばかりだったので、天ぷら用の温度計を使いました。だいたいわければいいよね、という事で。上の木材は重りです。

温度調節装置を介し電源をつなぐと、見る見る温度があがり、すぐに熱々になりました。2〜30分経過したところで100度超え! なるほど。そういう感じね。

では本番。

ファイヤーバードの指板にシリコンラバーヒーターを乗せて電源をつなぎます。20分ほどて熱々状態。指板のボディ側からスパチュラを差し込んでゆきます。

焦らず慎重にグイグイとヘッド方向へ進めて、指板をネックから剥がしてゆきます。

30分ほどかかったでしょうか。ついに指板とネックの完全なる分離に成功。なんというか、思ったより簡単でした。事前にシリコンラバーヒーターのテストをしたのがよかったのかもしれません。ハイドグルーのテストもしておけばパーフェクトでしたね。

剥がした指板は、熱によるものか、剥がした時に力が加わったせいなのか、準反りにひん曲がりました。一応クランプで元に戻してみようと思いますが、これが再利用できるかはまだ不明です。

ともあれ、人生で初めての『指板貼りつけ』は失敗しましたが『指板剥がし』は大成功! やったやったー!

ギター作りの長い道のりはつづきます。

自作ファイヤーバード(20)指板接着

毎度毎度「はたしてどの順番でやってゆけばよいのか?」と頭を捻ってきたわけです。まあでも、このあたりまで来ると、どこからやっても大きくは失敗しないですみそうな気がしてきました。

そろそろ指板を貼りたくなってきました。

実はネックの指板面、いまいち完全な平面が出ていないのですが……、しかしこれ以上削ると、いつトラスロッドがビヨヨヨ〜ン! と飛び出してきちゃうかわからないので。

貼っちゃいましょう!

まずは位置を決めたら、細いクギを打ってガイドにします。これによって接着する時に焦りながら微妙な位置の修正をしなくてすむというわけです。クギはフレット溝に打ち込み、後で抜きます。

今回、指板接着用に用意したのは、いつものタイトボンドではなく『ハイドグルー』なる茶色い新顔。

通常のタイトボンドはいわゆる硬質な木工用ボンドですが、こちらはニカワが主成分。タイトボンドに比べて後で熱などを加えて剥がしやすい(らしい)のです。

貼り付けて一生剥がさないのであれば問題ないのですが、もしもいつか「ああ……フレットの位置がおかしい……」「ネックが反ってしまってどうにもならない……」など様々な悲劇が発生した時、いつでも指板を剥がせるようにコイツを使うことにしました。

これでもかというくらいにハイドグルーを塗って、これでもかというくらいにクランプで固定。あとは丸1日以上放ったからかして乾くのを待つだけです。うまくくっつく事を祈りましょう〜☆

しかし……。しかししかし……。

この後、思いもよらぬ悲劇が待っていました。

微妙に曲ってくっついてしまったのです!!!!!

ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!

(つづく)

栓抜き抜きマルチツール

久々の更新となりました。
自作ファイヤーバードの方は……ちょいと問題が発生しまして……解決次第、顛末をアップしようかと思っております。

雑誌の付録が豪勢になって「もはやどっちが付録かわからない」なんて事も当たり前な世の中。かくいう筆者もその手のものに手を出してしまった事も一度や二度ではなく。

で今回「むむむ!」と何かを揺さぶられ、購入してしまいまったのが『DIME』11月号
床屋や美容室、銀行など、あちこちの待合スペースでおなじみの物欲情報雑誌(?)です。かつては付録なんてついてくるような雑誌ではなかったはずですが、いつのまかそっち系になってたんですね。



この11月号の特集は『オンラインビジネス超入門』。オンラインビジネス……まったく知らない世界です。なにやらいつの間にか、いろんな人たちが、新しい形態の仕事をしていたみたいです。すごいですね。

もちろん、筆者が何かを揺さぶられたのは特集ではなく『付録』の方。
その名も『マルチレンチ&ツール14』!!!!

マルチツール。ビクトリノックスとか、レザーマンとかいろいろ有名ですが、いわゆる昔でいう十徳ナイフ。「いろんな道具がこれ一個に収まってるぜ!」という若干中二心をくすぐられるアイテム。昔から弱いんですよ……こういうのに。

まあ、この手のものって……正直……「本当にこれ使うのか?」と真顔で聞かれると「ええと……」と目を反らしてしまいそうなものばかりです。筆者もここ10年くらいマルチツールのお世話になった事はありません。そりゃそうです。一つの作業に最適化された道具の方が使い安いに決まってますから。

今回の付録版『マルチレンチ&ツール14』も、まあ実のところそこまで便利かって言われるとどうなのよ? というレベル。作りの方もまあ「付録なら」というレベル。しいて言えば「3種類のボックスレンチ」がついている点が面白いかな? という感じ。(その分異様にデカイんですけど)

じゃあなぜ? 何が筆者の何かを「むむむ」と揺さぶったのか?
それは……、

「栓抜きがついてないから!」

そうなのです。
世の中のマルチツールと呼ばれる製品には、ほぼ全て……と言ってもいいくらい「栓抜き」機能が含まれているのです。
一体なぜ? 
栓抜きって……そんなにいる?

筆者個人の記憶を辿るなら、この10年以上……自分で「栓抜き」を使った事がありません。

使っているのを目撃したのも……旅館の宴会場で仲居さんがシュポポポ! とすごい勢いでビールの栓を抜いていくあの場面くらいです。(当然仲居さんが使うのはマルチツールではなく単一機能の栓抜きなのは言うまでもありません)

はっきり言いましょう。「栓抜きがついていない」それだけでこの『DIME』11月号は買う価値があるといえます。

機能が一つ少ない事を、なぜこれほどまでに強調するのかと、疑問に思われるかたもいることでしょう。しかしこれが大事な事なんです。「一つの無駄な機能が省かれている」という事は、「その分スペースが空く」「その分重量が軽くなる」「その分他の機能を加える事ができる」などなど……様々な恩恵を受けることができるのです。

というわけで『DIME』11月号付録・栓抜き抜きマルチツール。
オススメです☆

自作ファイヤーバード(19)ヘッド整形

それなりに長い時間を生きているといろいろ思いもよらぬ事が起るものですが。それにしてもこの頃は許容範囲を超えている気がしてなりません。時々は……立ち止まって目を閉じるのもいいのかもしれませんね。もちろんできる限りで。

さて。ずいぶんと間が空いてしまいましたが、少しずつ作業は進めております。今回はヘッド周りの進捗をば。

ファイヤーバードのあの独特ヘッドの形を作るにあたっては、現状に少し木材を足さねばなりません。作業で発生したマホガニーの端材をちょこちょこと接着しましょう。

この時、先端にも材料を少しだけ足しました。

というのも、実はイラストレーターをちょこちょこいじっていて「ギターの設計図を書いてみっか!」と思いつき、改めてファイヤーバードを書き起こしてみたわけです。でもって以前に書きだした手書きの設計図と比べてみた所……これが結構違っていて。とくにヘッド先端の寸法が足りないという事態になったわけです。まあ実際どっちが正しいかなんてわかんないんですけどね。

マホガニーとウォルナットの端材を圧着するの図。興味本位で買った「三方閉めクランプ」が役に立ちました。

ピンボケですみません。必要な端材の接着が完了しました。一気に……というわけにもゆかず、これだけで何日かかかってます。

接着が完了したら、まずは大ざっぱに整形します。ジグソーやノコギリでザックリと不要な部分を落としていきます。

そして本番。テンプレートに合わせて削ってゆきます。テンプレートはイラストレーターのデータをコピー用紙に出力し、それをMDF版にトレースしたものです。表面に両面テープで貼り付け、トリマーでギュイイイイン! とやっちゃいます。

テンプレートを貼り付けて……、

ギュイイイイン! 形状的に集塵プレートがうまく使えず木屑が飛びまくりました。

トリマーが僅かに暴れ、先端の部分が若干グネグネしてしまいましたが、ヤスリで整えれば問題ないでしょう。たぶん。

この流れで、ついでにネックの両サイドのテーパーもやっちゃいました。同じくテンプレート&トリマー作戦です。しかし……この作業で思わぬ事態が!

なんと片側がバッキシとささくれてしまったのです。長めのトリマービットで一気にやろうとしたのがいけなかったのでしょうか。ともあれ、割れた箇所は、どのみち後で削る事になる部分だったのでセーフ!

ネックの付け根もやっちゃいましょう。ところがまたしても……バキ!

動揺して肝心の部分の写真を撮りわすれてますが、またしても材がささくれてしまいました。先程に比べるとごく僅かではありましたが……。実はこのトリマーで整形する方法、海外のギター製作動画の真似なのですが、もしかしてこのやり方よくないのか? うーむ……。

ともかく、ネックができてきました。なんとなくギターの形になってきたぞ!!!

ヤスリがけをしたヘッド裏。実はあの後、ボリュート付近にさらに端材を足しています。ほとんど寄せ木細工です。