ピグノーズギター再生その1

なかなか工作をするまとまった時間がとれません。こんな時は仕事の合間にちょこちょこできることをやりましょう。

今回はピグノーズギターのジャンクを直してゆきます。ピグノーズといえばかわいいミニアンプが有名ですね。あのミニアンプがそのままボディに内臓されちゃった小型ギターがピグノーズギターです。

入手したものはボディとネックは揃っていましたが、ピックアップやボリュームポットなど電装系パーツは取り除かれていました。

とはいえ、ボディ全体はとてもキレイで殆ど新品のような状態。内臓スピーカーは残っていたので、再生はそんなに難しくはないと思われます。

ロゴや、トレードマークの豚鼻のツマミは残念ながら取り除かれてますが、全体はピッカピカ!
オリジナルのスピーカーと電池ボックスが残っていました! これはありがたいですね〜!

まずはピックアップとボリュームポット、そしてアウトプットジャックを取り付けましょう。

購入したピックアップは中国ブランドのシングルサイズのハムバッカー。びっくりするほどお手頃価格です。音やパワーは期待できませんが、このギターをライブで演奏する事はまずないので問題ないでしょう。

中華製ピックアップ。他の品物と一緒にこの状態で届きました。「箱なんて飾りですよ!」

ボリュームポットは500kのスイッチ付きのものを買いました。ビグノーズギターには本来このタイプが付いているようです。普通のポットでも使えますが、アンプのオンオフ用スイッチをどこかに付けるよりも省スペースで済むというわけです。

プッシュプルスイッチ付きボリュームポット。ツマミを引っ張ったり押し込んだりする事で回路のオンオフができます。

まずはピックアップをつけて行きましょう。ネジを回すだけで組み立てられる工作は気楽でいいですね。などと思っていた矢先、ピックアップがボディに収まらないという問題が発生…!

どうやらほんの僅かサイズが合わなかったようです。ボディのザグリを削る選択肢もあったのですが、パソコン仕事の片手間でやっていたので、ピックアップの方をカッターで削ることにしました。

仕上がりはガビガビです…。ヤスリを使った方が効率的かつキレイにできたかもしれませんね。

ちゃんと収まりました! ガビガビも見えないのでまったく問題ナシ!

ボリュームポットとアウトプットジャックを付けたら、弦を張ってテストしてみましょう。

テストに使ったのは前に作ったミニアンプです。ツマミがようやく付きました。

ジャララ〜ン♪ちゃんと鳴った! 簡単な作業とはいえ上手くいくと嬉しいものですね。

これで普通のギターとしての再生は完了したわけですが、本番はここからです。次回は、このギターのキモともいえるアンプ回路の内臓です。

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