ギターアンプ作り〼

年末年始にだらけたツケがどっと押し寄せてしまい、工作もこのブログも、すっかりご無沙汰しておりました。

さて、以前作りかけてうまくゆかず放ったらかしたままの386アンプに再チャレンジです。あれから新たにコンデンサなどもいくつか調達して、再びパズルのように組み替えては鳴らしてゆきます。もちろんネットにアップされた先人の方々の作例も参考にさせていただきました。そしてようやく、それなりにギターアンプっぽく聞こえるパターンが見つかりました!

早速、この回路を使ってギターアンプを作ってみましょう。まずはユニバーサル基板に回路を取り付けました。ところが……ブレッドボード上ではうまくいっていたはずの回路が基板に半田付けしたら、全然機能しない……! なんで……?もちろんどこかで配線を間違えているのでしょうが、迷路のように基板に組み込んでしまった状態の回路の間違いは、電子工作素人の目ではなかなか見つけられません。

悩んだ末、もう一回、一から基板に組み込み直して、やっとまともに音が出ました。やっぱり慣れない電子工作、そう簡単にはいかないものです。

回路が出来上がったので、ケースを見繕います。今回は手近にあったマスを使うの事にしました。四角くて、コンパクトでちょうどいい大きさ……などと思ったのは大きな間違い。なかなかパーツが収まりません。もっと計画的にやればよかったのですが、こうした行き当たりばったりな工作も楽しいものです。

刻印によると、平成23年品川プリンスホテルで頂いたもの、あるいはそれをまた頂いたものらしいです。まったく覚えておりませんが。

というわけでどうにか出来上がりました。386〼(マス)ギターアンプ完成です。

向かって左がゲイン、右がボリューム。真ん中にLEDをつけました。ちょうどいいツマミがないのでシャフトがむき出しです。
結局、電池入りませんでした(悲)。これはこれで交換しやすくて便利かも(?)。
スイッチをつけるスペースを節約するため、ジャックにステレオ型を使う事で電源スイッチ機能をつけました。シールドを差し込むと自動的にオンになります。

同じ回路でも、ケースや組み込み方をいろいろ試してみると面白そうです。次は何としても電池を内蔵できるようにしたいですね。

386アンプ実験

あけましておめでとうございます。今年もまたゆるゆると更新してゆこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

新年一発目はギターアンプです。といっても本格的なものではなく、持ち歩けるくらい小さなミニアンプ。マーシャルのちっちゃいやつとか、ピグノーズとかが有名ですが、世の中にはもっと小さなアンプがありました。

その昔、なんとタバコの紙箱で自作するアンプが流行したらしいのです。その名もスモーキーアンプ。完成品なんかも売られているようですが、やはり作る方が楽しそうですね。案の定ネットには様々なスモーキーアンプの作例がアップされています。

これらのミニアンプではLM386というオペアンプを使うのがメジャーなようです。オペアンプとはなんぞや? 今回の場合、アンプの心臓部といいますか、これを中心にしてスピーカーなどの部品を繋いでゆくと音が出るというわけです。LM386は適度な音量と歪みがギターに適しているようで、そのためスモーキーアンプは386アンプとも呼ばれているみたいです。

今回入手したのはNJM386BDという交換品で、ほぼLM386と同等の性能があるというもの。その他に必要と思われる部品もだいたい揃ったので、ブレッドボードで実験してみましょう。

この子がNJM386BD。散らかっている作業部屋ではすぐ迷子になってしまいそうなくらいちっちゃいです。

早速、NJM386BDのデータシートや、その他の様々な作例を参考にしつつ、なるべくシンプルな構成で組んでみました。

しかし……いざギターを鳴らしてみると音が出ることには出たのですが、いまいちパッとしません……。本家LM386とNJM386との違いなのか、はたまたその他の環境の違いなのか? 調べてみると、各部に繋いだコンデンサーの値によって音質が変わるそうです。後でもう少し他の値のコンデンサーを揃えて試してゆこうと思います。

初めて作るものがうまく行かないというのは工作では毎度お馴染みの恒例行事。というわけで「今年の失敗初め」でございます。