部屋干しのニオイ

洗濯物の外干しor室内干し。どっちもメリット&デメリットがあると思われますが、我が家では室内干し(&浴室乾燥)がメイン。するとどうしても皮脂汚れから発生するニオイが気になる事が。

そんな中で見つけたのがコレ。『SHARP銀イオンホース』

洗濯する際の水に銀イオンを添加する(?)ことで、ニオイの発生を抑えるというモノ。『プラズマクラスター』とか『何とかイオン』とか、正直よくわからないんですが、半信半疑でトライ。

取り付けは簡単。水道と洗濯機のホースの間に本体をカチッと接続して、電源を繋ぐだけ。工具などもいりません。(水道栓と洗濯機の位置関係によっては取り付け不可能な場合もあるかもしれません。事前によく調べた方がいいですね)

装着状態。最近主流(?)のホース接続スタイルであれば取り付けはとても簡単。我が家ではぐるっと回して収まりました。水道と洗濯機の位置関係は注意が必要かもしれません。

結果はズバリ『効果アリ』でした。使用を始めて約2ヵ月。皮脂汚れから来るあのニオイは今のところ感じられません。正直びっくり。

ただ、『全く無臭』というわけではなく、皮脂汚れや、洗剤とも違う『何かのニオイ』がつくようです。ほんの僅かではありますが。これが銀イオンのニオイなのでしょうか。とはいえ筆者的にはまったく気になることはなく、家人に指摘され気づく程度でした。

あと気になるのはランニングコスト。商品の説明では『効果は1日1回の洗濯機で約1年』だそうで、内部のカートリッジ(本体の半分くらいの値段)交換の必要があるとのこと。電気代はともかく、そんなにお安くもない?

水道から給水されている時だけLEDが点灯。てことは待機電力はなし? だといいのですが。

筆者的にはコレで室内干しのニオイ問題が解決できるのでアリという結論。冬に向けてますます洗濯物の乾きが遅くなりそうなこの時期。銀イオン君の活躍に期待しましょう。

自作ファイヤーバード(25)突板製作

秋です。夏は塗装関連をいろいろ頑張ろうと思っていたのですが、ぜんぜんできませんでした。そんな中で自作ファイヤーバードの進捗。今回は突板加工です。

突板(つきいた)、いわゆるヘッドの顔に貼る装飾剤ですな。ファイヤーバードの場合、ヘッド材と突板との2トーンスタイルとなっており、筆者的に大好きポイントでもあります。頑張りましょう。

材料はアイモクさんで購入したエボニー2ミリ厚。テンプレートに固定して、外周をザックリとジグソーテーブルでカット。そしてトリマーテーブルでズギャギャギャーン!

イメージトレーニングではとてもキレイな突板が完成する予定だったのですが、トリマー作業でバキッと破損…! 最近トリマーとの相性がよくない気がします…。

気を取り直し予備の材料で再トライ!反省点としてはさすがに2ミリ厚の材料では少しの油断が大失敗を招くということなのでしょう。刃の回転方向が木目に逆らわないように慎重に。電圧を落とし回転数もやや遅く。反対からMDF剤を追加してテンプレートとサンドイッチ。

ジグソー後の様子。ここまでは問題ないんですがね…。

ジグソーまではいい感じです。ではいざトリマー再トライ!

バキ!

また失敗(ショックのあまり画像なし)。もう予備もなし。どういう手法で加工するべきだったのか…正解が見えません。

一ヵ月ほど悩んで結論。これはつまり「手作業で行け」ということなのでしょう。

ナイフやヤスリで少しづつ削って整形してゆきます。テンプレートは…まあないよりはやり易いかな?

材料の追加注文も考えたのですが、このエボニーの突板材、サイズの割にそこそこお値段だったり、また失敗する可能性も大。なので失敗した手元の材料を「つぎはぎ」でゆくことに。

完成した突板。トラスロッド調整穴もあけました。結果、2箇所ほどツギハギに。

出来上がったら早速貼り付けましょう。使うのはお馴染みタイトボンド君です。

今回もホールロッタクランプ。がっちり圧着します。
細かい欠片も無くさないうちにつけちゃいましょう!

はい。なかなか上手くいった気がします。やはり突板がつくとグッとファイヤーバードになりますねー。

突板装着完了の図。まだ継ぎ目がはっきり判りますが、塗装で何とかなる予定。両サイドのエラの下がガビガビしてますが、これはヘッド材と一緒に整形するためのものです。

さてさて今年も終わりが見えて来ました。諸々工作中の案件は年内でどこまで出来るかにゃ?

 

 

ジャンクでディンキー(3)

ジャンクディンキー組み立ての続きです。ネックジョイントの次はブリッジ。このギターにはフロイドローズタイプと呼ばれるブリッジが使用されてます。アームでギュインギュインやってもチューニングが狂わないという画期的なシロモノ。

例によって某フリマサイトでフェルナンデス製のジャンクなフロイドローズタイプを入手しました。ジャンクというだけあってアームをはじめとしたいろいろなパーツがついておりません。「足りない部品を揃えて行くのも楽しかろう」などと思っていたのですが、さて……、

今回入手したフェルナンデスのフロイドローズタイプのジャンク品。

続きを読む ジャンクでディンキー(3)

ジャンクでディンキー(2)

またまた間が空いてしまいました。久しぶりの投稿はジャンクパーツからつくるディンキータイプのつづきです。

前回、格安でボディを入手して以降、その他のパーツも少しずつ集めておりまして、ある程度揃ったので仮組みしてみたいと思います。

まずはネック。いつものように某フリマサイトにての購入です。何とJacksonであります。ディンキーの本家ですな。ヘッドの一部に補修跡があります。また壊れるかもしれませんが、その時はまた直せばいいのでまったく気にしません。

やっぱりディンキータイプと言えばJackson!欲を言えばメイプル指板のリバースヘッドが良かったのですが、贅沢は言いますまい。
6弦ペグ穴付近に破損跡がありますが、そのおかげでお手頃価格だったのでOK!

ボディと合わせたところ、僅かに緩く、ガタがあったので修正。ジャンクギターの難しいポイントですが、地道にやります。今回も一発でセンターが決まらず、さらに修正してどうにか理想の位置に収める事がでしました。

メイプルの木材を張り付けてから、ネックエンドの形に合わせてトリマーで整形。ジャンクギターを組み立てるにはこの難関を通らなければなりません。

ネックジョイント用のネジ類は新品を用意しました。当初は一般的な4ミリビスでいこうと思ったのですが、改めてジョイント部を見ると結構穴がデカいことが発覚。しかしサウンドハウスさんでもなかなか5ミリのネック用ビスは見つけられません。そこでモノタロウを探した所…おお、あった! さすがモノタロウ。

ジョイントブッシュは入手しやすいのですが、5ミリのビスはあまり売ってないのかな?モノタロウで見つけたのはギター専用ではないのですがピッタリ!今回は30、35、40ミリの長さのものを使いました。

早速合体させましょう。当たり前ですがボディとネックが合わさるとギター感がグンと増します。持った時の感じが最高なんですよね。「へぇ、お前ってこんな重さなんだねー」みたいな。

製作中のレスポールJr.と記念撮影。

次回はその他のパーツを取り付けてゆきましょう!

部屋にカギをつける

ずいぶんと間が空いてしまいました。久々の投降は日常ネタです。

いいのか悪いのかさておき、リモートの打ち合わせもすっかり日常です。

そんなリモート会議においてちょいと悩み事が出てきました。会議中に部屋に現れる闖入者(ちんにゅうしゃ)です。具体的には幼い子供です。

最初のうちは「あはは」で済んでいたのですが、いつの間にか闖入者本人も味を占めてきたようで、音を立てずに入ってきたりするようになりました。これはさすがに心臓に悪い。

そこで部屋の内側からドアをロックする事に。

見つけたのはコチラ。ホームセンターなどでも割と良く売ってます。

今回購入したタイプは『内開きのドア』の『内側から』カギをかけるものです。この手の製品には様々なタイプがあり、部屋のドアの作りや、使用目的などによって選ぶ必要がありますので注意しましょう。

使い方は簡単。金属パーツの方をドアに挿み、後からプラパーツを差し込むだけ。

ドアに工事やネジ加工などの必要もまったくないので、とても気軽に導入できます。(もちろんサイズなどの制約はありますが)

結果は良好。これでリモート会議にも集中できます。

今回の製品の特に気に入った点は『ヒモを通す穴』です。この穴にテキトーなヒモを結んでドアに引っかけておけば、使いたい時に「あれどこいった問題」も「パーツのかたっぽがない問題」も解決というわけですな。

リモート会議のお供に是非ひとつ。

自作ファイヤーバード(24)ヘッド厚調整

ファイヤーバードの製作を少し進めました。今回はヘッド部の厚みを調整します。

用意しているペグを使うにあたり、ヘッドの厚みを15ミリほどにする必要があります。ファイヤーバードのヘッドは表面に装飾用の板が乗るので、その厚み約2ミリを引いた13ミリにしなくてはなりません。現在の厚みを測ると約16ミリ。

3ミリも薄くするのか…。ヤスリでやるには少々骨が折れる作業になりそう。時間もかかるし。うーむ。一体どうすれば?

そんな時は電気工具の力を借りるに限ります。ヘッドを裏向きにして固定。即席のガイドを作りトリマーで一気に削ってしまう事にしました。

さすがトリマーさん。音はうるさいが威力はパネーっス。ヘッドは無事に約13ミリになしました。しかし…、

ぐえええええ…!!!!!

2箇所ほどチップしてるうううう!

しかし、トリマーを恨むのは筋違いというもの。使い方が、目的が、間違っていたという事なのでしょう。

しかし、だからといって一体どうすればよかったというのですかあああああ?

答えはひとつ。

『トリマーで材の端までは削らず、残りは手作業でやる』

これだ。きっとこれだ…。

まだまだ修行が足りませんな。

 

ジャンクでディンキー(1)

しばしの間ジャンクパーツ漁りを控えておりました。(理由は当サイトの更新具合からお察しいただけるかと)

ところが……ここに来て急激に「ディンキータイプのギターを触りたい!」という欲望が。そして某フリマサイトにて格安のボディーを発見! 思わず購入してしまった次第です。

つい最近までこの手のギターにはまったく食指が動かなかったのですが、趣味嗜好というのは変わるものですね。

全体にワイルドにブラックが塗ってあります。ところどころ湿気でかぶれていたりしますが、そこが何とも「自分でやったぜ」感が出ていいですね。こういうの大好き! ピックアップはシングル・シングル・ハム。そしてブリッジはフロイドローズが乗っていたようです。
ブリッジ後方に何やら謎の空間が!? このボディはフェルナンデス製という事でしたが…サスティナー搭載モデル?にしてはキャビティが小さいか。普通のアクティブ仕様かな?

ディンキータイプとは、ジャクソンの『ディンキー』モデルが元になった呼び方だそうで、スーパーストラトなどとも呼ばれてるみたいです。割りとメタルの人が(速弾きとかする人が)よく使う印象ですね。筆者は速弾きどころか普通の速さでもヘロヘロなんですが……。

思い出せば筆者が中学、高校の頃は友人たちはこのタイプを使っていた印象があります。そのせいか、このデザインがどことなく中二心をくすぐる気がしてワクワクするのです。

ネックジョイント部に亀裂発見! ドンマイドンマイ! むしろ亀裂ドンと来い! な気持ちでゆきましょう!

てな感じで、これからいろいろパーツを集めてゆこうとお思います。

もちろん、他のギターも少しずつやってます。本当です。

モニタースタンドを作ろう

これまでは自宅や出先でノートパソコンをペチペチしたり、どこぞの会議室であーだこーだ言うのが主な仕事だったわけですが、コロナをきっかけにそんな作業スタイルも一変。今ではパソコン作業も、打合せも、ほとんど家でやってます。

そこで導入したのが大型ディスプレイ。

リモート会議などでは、書類を開いて、さらにリモート用の画面を表示……といった具合にどうしてもノートパソコンの小さな画面では不便に感じてしまうことが多くなりました。さらに、眼精疲労からの肩凝りにも悩まされていたというのもあり……「大きな画面で文字をでっかく表示させてゆったり仕事をすればさぞ快適じゃろう」と思ったわけです。

結果は大正解。むしろなぜもっと早く買わなかったのか。大型ディスプレイ万歳。

そんなわけで今回はディスプレイを乗せる台。いわゆるモニタースタンドを作りました。ディスプレイの下にキーボードやノートパソコンをしまったりできるやつです。すごく便利そうじゃあありませんか。

正直、買ってもそんなにお高いものじゃありません。中にはUSB端子なんかついていたりして、とてもよさげです。でも作ります。作りたいので。

まずは、ジグソーテーブルをプチ・バージョンアップ。スライドテーブルを追加しました。これで簡単に材料を垂直に切断できるわけです。これはこれで、なぜもっと早く作らなかったのか、というほど便利。

新兵器。スライドテーブル。

本体の天板に溝を掘って、その溝に合わせたガイドを板に固定したもの。単純ですが、直角を出すのがなかなか神経をつかいました。

長い材料は無理でした……。まあしかたありません。材料を途中でひっくり返すなどの工夫で今回は何とかなりました。

こいつを使って、端材をドゥルルルル! と切断&切断! タイトボンドでペタペタ! 乾くのを待つのが面倒くさいので、半乾きのところをビスで固定!

てなかんじであっという間にできあがりです。自分用なので塗装なんてしません。

今回使用した端材は19ミリ厚の集成材。ちょいと強度が不安だったので、2枚ずつ貼り合わせて使いました。ざっとヤスリをかけて完成です。

さあ、これで仕事がバリバリ捗る……といいんですけどねぇ。

自作ファイャーバード(23)ネックサイド整形

指板の再接着もどうにか上手くいったようです。次はこの指板に合わせてネックサイドのシェイプを整形します。

以前にも増して(?)ガッチリ接着された指板。

とのその前に『トリマーテーブル』を作ってみることにします。

実は以前作ったジグソーテーブル、あらかじめ中央のメカ部分を交換できるように作っておきました。この部分だけを交換することでトリマーテーブルとしても使えるという寸法です。

こちら以前作ったジグソーテーブル。大活躍してくれてます。

まずはジグソーの時々同じようにMDF板でぴったりサイズのをプレート作成します。裏側にトリマーのアダプター部分を固定して穴を開けたら完成です。簡単ですね。

裏っ側から見たところ。トリマーがぶら下がっています。若干上下の余裕が足りず、ビットを交換する際毎回プレートごと外さなくてはならないのが残念ポイント。

早速使ってみましょう。

ベアリング付きのトリマービットを使用して、指板をテンプレート代わりにしてネックサイドを削ってゆきます。

トリマーテーブルいいですね。当然ながらトリマーを手に持って使うよりも安定します。シチュエーションによっては大活躍してくれそう。

さてさて、まだまだ寒いですが、暖かくなるころには塗装まで漕ぎ着けたいところで。時間の許す限り進めてゆきましょう!

自作ファイヤーバード(22)指板再接着

3歩進んで2歩下がる。

趣味も仕事も人生も思うようには進まないものですが、時々立ち止まりながら、少しずつ進んでゆきたいものです。

さて、前回剥がした指板を再び貼り付けましょう。剥がしたばかりの指板は熱を加えたせいもあって、思いきり『順ぞり状態』でしたが、漬物石を乗せて長期間矯正したところ、どうにか猫背をシャキッと直すことができました。

この状態で1〜2週間ほど放置となりました。なかなか工作の時間が取れない時は、こういう放ったらかしの作業が有効ですな。

再接着するにあたり、付着した接着材を、指板裏およびネックの指板面から除去。同時にヤスリをかけて表面を整え直します。

実は前回、ボディーとの境目付近の平面処理が若干うまくいっておらず、指板の22フレット付近がほんの僅かに浮いてしまう状態になっておりました。コンマ1〜2ミリくらいなので、クランプで無理矢理圧着し、さらに接着剤と塗装でなんとかなるとは思っていました。ところが今回のように再接着をするはめになったという事は、工作の神様が「そこ、ちゃんとやったほうがいいかもよ」と言っている気がしたので、せっかくなので修正をすることにしました。2回目の作業で結果的に精度があがる。いわゆる『工作あるある』ですかね。

イマイチ平面になっていなかった箇所に木材を追加。
研磨してネック面とのツライチに。

準備ができたので、再びクランプを総動員して指板をネックに圧着してゆきます。念のため、使うのは前回と同じタイトボンド・ハイドグルー。二度と剥がすような事態になりませんように……。

アホかと言うくらいにクランプを締めました。

次に工作をできる時間ができるまで、このまま放置です。