自作ファイヤーバード(40)下地処理

またしても長らく間が空いてしまいましたが、本ブログのメイン記事『自作ファイヤーバード』この夏、大きく大きく進展いたしました。まずは下地と、クリア塗装についてご報告してゆこうと思います。

下地は、これまで何度か行った工程と同様に、『との粉』→『ウッドシーラー』→『サンディングシーラー』というパターンです。改めまして各工程を記録しておきます。

まずは、との粉で『導管』と呼ばれる木材の大きな木目を埋めてゆきます。感覚としてはプラモデルでいう所のパテですね。水で溶いてベチャベチャ塗って、ささっと拭きあげるだけなので、わりとあっという間に作業できてしまいます。

ホームセンターなら大体置いてあるとの粉。色が何種類かあるのですが、正直あまり違いは感じません。
コンビニ冷やし中華の容器で水に溶き、ウエスでベチャベチャ塗りたくってゆきます。楽しいです。
塗りたくった図。半乾きになったら、新しくウエスなどでふき取ってゆきます。

続いて『ウッドシーラー』。これは、木目に『これ以上あれこれ染み込まないようにする』ための物と筆者は理解しております。例えばですが、ウッドシーラーを塗布せずに着色をしようとしても、木材がどんどん吸い込んでしまいなかなか色が乗らなかったりするのです。との粉で木目をある程度埋めた跡に、もっと細かい隙間を埋める……みたいな感じでしょうか。今回は着色しないのでもしかしたら必要ないのかもしれませんが、スプレーするだけなので一応塗布しました。

ウッドシーラー。アサヒペンの『木部プライマー』という商品です。ウッドシーラーを吹いたとたん、全体にシットリして、たちまちいい感じの質感になります。「おお、お前そんなふうになるんだ」的な。好きな瞬間。

そして『サンディングシーラー』。木材表面を平に仕上げるための工程です。プラモデルで例えるなら『透明な解きパテ』および『サーフェイサー』といったところでしょうか。塗装前の最終工程であり、個人的には最も重要かつ、大変な作業と認識しております。塗って乾かして、ヤスリがけ、さらに塗って乾かして……を繰り返し、求める最終クオリティを目指します。

使ったのはワシンのサンディングシーラー。ヤクルトみたいな容器で、中身もヤクルトみたいですが、飲んではダメ! これが最終的には透明になります。容器にうつして、ハケで塗りました。
軽く乾いた感じはこんな具合。そう。ヤクルト色から透明になるんです。重ね塗りは大丈夫かと思いますが、研磨するには十分時間を起きます。一晩。できればもっと放置するのがいいかもしれません。

筆者の場合、雑な工作のせいで発生した様々な失敗をここでリカバーするわけです。電気カンナで削りすぎた部分、接着箇所の角にできてしまった微妙な隙間などなど……。ヤスリがけでは処理しきれなかった箇所を修正してゆきます。サンディングシーラーは季節にもよりますが数時間で乾燥しますが、それでも研磨するには一晩放置するのが確実です。全体で2〜3回、失敗の大きな箇所では5〜6回やったように記憶してます。ちなみにヤスリの番手は400と記録にありました。

さあ次はいよいよクリア塗装です!

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