それなりに長い時間を生きているといろいろ思いもよらぬ事が起るものですが。それにしてもこの頃は許容範囲を超えている気がしてなりません。時々は……立ち止まって目を閉じるのもいいのかもしれませんね。もちろんできる限りで。
さて。ずいぶんと間が空いてしまいましたが、少しずつ作業は進めております。今回はヘッド周りの進捗をば。
ファイヤーバードのあの独特ヘッドの形を作るにあたっては、現状に少し木材を足さねばなりません。作業で発生したマホガニーの端材をちょこちょこと接着しましょう。
この時、先端にも材料を少しだけ足しました。
というのも、実はイラストレーターをちょこちょこいじっていて「ギターの設計図を書いてみっか!」と思いつき、改めてファイヤーバードを書き起こしてみたわけです。でもって以前に書きだした手書きの設計図と比べてみた所……これが結構違っていて。とくにヘッド先端の寸法が足りないという事態になったわけです。まあ実際どっちが正しいかなんてわかんないんですけどね。
接着が完了したら、まずは大ざっぱに整形します。ジグソーやノコギリでザックリと不要な部分を落としていきます。
そして本番。テンプレートに合わせて削ってゆきます。テンプレートはイラストレーターのデータをコピー用紙に出力し、それをMDF版にトレースしたものです。表面に両面テープで貼り付け、トリマーでギュイイイイン! とやっちゃいます。
この流れで、ついでにネックの両サイドのテーパーもやっちゃいました。同じくテンプレート&トリマー作戦です。しかし……この作業で思わぬ事態が!
なんと片側がバッキシとささくれてしまったのです。長めのトリマービットで一気にやろうとしたのがいけなかったのでしょうか。ともあれ、割れた箇所は、どのみち後で削る事になる部分だったのでセーフ!
ネックの付け根もやっちゃいましょう。ところがまたしても……バキ!
動揺して肝心の部分の写真を撮りわすれてますが、またしても材がささくれてしまいました。先程に比べるとごく僅かではありましたが……。実はこのトリマーで整形する方法、海外のギター製作動画の真似なのですが、もしかしてこのやり方よくないのか? うーむ……。
ともかく、ネックができてきました。なんとなくギターの形になってきたぞ!!!