積ん読派ではありますが、もちろんちゃんと読んだ本もあるわけでして。今回はその中から一冊紹介いたします。
著者はアメリカでMakeというDIY雑誌の編集長をしている方。元々DIYを得意としていたわけではない彼が、生活の転機をきっかけにその世界の様々な達人たちとの交流を経て、手を動かして物を作る世界に魅了されてゆく様がユーモアを交えて描かれています。
芝生を剥がして菜園を始めたり、養鶏&養蜂にトライしたり。シガーボックスギター作り。エスプレッソマシンの改造などなど。
もちろんどれも初めての挑戦なので、必ずと言っていい程に失敗します。しかし、それこそが本書で一番大事なポイント。冒頭に、ある達人から言われる「失敗は恐るものではなくむしろ勲章なのだ」という言葉が著者を、さらには読む者の世界を大きく広げてゆきます。
DIYは楽しそうだけれど、やってみる勇気がない……という方に是非とも読んでいただきたい一冊です。
ちなみに、この著者が編集長を務めるMakeというDIY雑誌。これがとても面白く、以前は日本語版も発売されていてずっと愛読していたのですが、いつの間にやらなくなってしまったようです。(書籍はいろいろ出ているようですが)Make日本版、また発売されるといいなぁ……。
では皆さま、よいクリスマスをお過ごしください☆