ギターチューナー。昔はチューニングメーターと呼んでいた気がするのですがいつからこの呼び名になったのでしょうか? それはそうと、筆者はつい先日まで古いアナログのチューナーを使っておりました。そんな折、最近は何やらクリップチューナーとかいうものがメジャーであると知りました。試しに買ってみたところあまりの便利さにビックリ!というわけで今回はチューナーのお話です。
あれこれ調べて選んだのがこれ。tc electronic polytune clipです。
通常のニードルモードに加え、ストロボモードというよりシビアな精度でのチューニングが可能なこのチューナー。中でも一番の目玉機能がポリフォニックチューニングです。何と6本の弦をいっぺんに鳴らすとそれぞれの音を判断してくれるという、まるで聖徳太子のような天才チューナーなのです。実際のチューニングこそ一本ずつしなければなりませんが、ジャラ〜ン♪と鳴らせて、どの弦がズレているか一目でわかるのが非常に便利。とくに筆者のように安物のギターを使っていると本当に助かります。
他の機能はそのままにポリフォニックチューニング機能だけを省いた廉価版も出ているようです。このチューナーはLEDによるディスプレイもとても見やすくてカッコイイので「6本いっぺんとはいっても実際のチューニングが1本ずつじゃ意味ないじゃん?」と思われるかたにはこちらもオススメです。
とはいえやっぱりどうせならポリフォニック機能付きの方が満足度は高いかと思います。何しろポリフォニックチューニング、やってて楽しいですから。
ひとつ注意点としましては(クリップ式チューナー全般に言えることですが)、クリップ部分にゴムパーツが使われていることです。ラッカー仕上げのギターの場合、ヘッドに長時間つけておくとゴムと反応して塗装表面を汚してしまう可能性があります。前述のレスポールキットもラッカー仕上げなので、スタジオ練習など1〜2時間程度では問題ありませんでしたが、片付け忘れて一晩つけっぱなしにしたところ、僅かにゴム部分の跡がついてしまいました。
そして、ライブではもう一つチューナーを用意しました。同じメーカーのこちらです。tc electronic polytune3。
前述のpolytune clipのペダルチューナー版です。コンパクトエフェクターのように足元に置いてシールドで経由させておき、必要な時にスイッチを踏むとディスプレイが点灯しチューニングできるというものです。前回のライブではクリップ版とこちらの二台体制で臨みました。
もちろんこのシリーズ看板機能といえるポリフォニックチューニングが可能です。そしてさらに、長いギターケーブルを繋いだ時に発生する音質の劣化をゼロにしてくれる機能もついているとのこと。ケーブルの長さで音質が変わるというのも言われて見ればサモ・アリナンという感じですが、それをどうやってゼロにするのでしょう? 何やら難しくて仕組みはよくわかりませんが、ありがたいですね。
さてチューナーの話ということで、最後にご紹介するのが本日のビックリドッキリメカ。Shadow エスカッション一体型クロマチックチューナーです。
その名の通り、ピックアップのエスカッションにチューナー機能がついてしまったというアイディア商品。こちらは手元に届いたばかりでまだ試しておりません。はたしてどんな具合なのでしょう? 近日、新たなギター工作のエントリーにてレビューできればと思います。以上、チューナーのお話でした。