積ん読

昔から本を読むのが苦手です。にも関わらず、割とよく本を買ってしまいます。読むのが苦手でも「楽しみたい!」「内容を知りたい!」という欲求はあるということです。小説や漫画やエッセイなど、ジャンルは様々ですが、工作関連の本もよく手を出してしまいます。最近も買いました。

Make:Analog Synthesizers/RayWilson/斉田一樹/小池実

アナログシンセを作る本です(たぶん)。もん何か表紙の写真がワクワクするではありませんか。「え? なに? こんなのを作るの?」 シンセなんて普段そんなに使いもしないのに惹かれてしまうのはYMO世代だからでしょうか。

さらに裏表紙には、こんなカッチョイイ物体まで!「 何これ!? この本読むとこんなの作れるの!?」まだ読んでないのでこれが何なのかわかりません。だけどこの写真を見ただけで、この本を所有する意味があると確信できます。

とまあこんな具合でして。読まれずに積まれている本や、読んだけど読んだだけの工作本が我家の貴重な住空間を圧迫しています。せめて電子本にすれば空間問題は解決されるのですが、まだまだ紙の本を買うことの方が多いのです。

こらからも折を見て、読んでない本の紹介なんかもしてゆこうかなと思っております。

クラフト談義

工作そのものも好きなのですが、工作の話を聞くのも実は大好きです。これは工作に限った事ではありませんが、テレビや雑誌などで自分の知らない分野にドップリはまっている人を見ると、どうにもワクワクしてしまう体質のようです。

つい先日ですが、工作仲間のborn2bmildさんとお酒を飲みながらあれこれとお話をしてきました。born2bmildさんは反動クラフトという工作系のブログの管理人さんで、専門(?)はパソコン用キーボードのカスタマイズ。既製のキーボードを改造するのみならず、キーボードカバーを3Dプリントで量産&販売したり、何やら不思議なキーボードを自作されたり、なかなかのマニアであらせられます。

そんな彼から教えてもらったのがHappy Hacking Keyboard (ハッピーハッキングキーボード)。聞けば世界中のマニアが様々なカスタムで楽しんでいるらしく、なかなか興味をそそられます。

実機も生で拝見したのですが、これがなかなか魅力的。むずむずと所有欲を刺激されます。詳しくはborn2bmildさんのブログを参照してください。(本ブログのメニューにもリンクを貼らせていただきたいのですが、恥ずかしながらまだそのやり方がわかりません……)

最近ギター工作という深い沼にはまったばかりだというのに、ここに来てさらに底の見えない新たな沼が目の前に。どうにかつま先でふんばっていますが、さていつまで持ち堪えられるか……。

自作ファイヤーバード(2)テンプレート

設計がだいたいできたらテンプレートを作りましょう。木材を切り出す時のガイドにするためです。まずはポリプレピレンの板を使うことにしまた。トリマーなど電動工具を使用する際のテンプレートであればMDF板など厚手の板で作ったほうがいいのですが、今回はネック部の横から見た図を材料に書き写すためのものなので薄くて透明なポリプレピレン板を選んだというわけです。

ホームセンターで一枚ベロンと買って来たポリプレピレン板はそれなりに結構デカイのですが、それでも横から見た図(断面図?)を斜めに配置してギリギリ治るという具合。ギターって結構大きいんだなぁと時々あらためて思います。中でもファイヤーバードって異様にデカイというか長いというか。まあそこが面白いわけですが。

短いですが本日はここまで。次はネック材の切り出しですが、はたしていつ時間が作れることやら……。

自作ファイヤーバード(1)設計

自作ギターに挑戦するというのがこのブログの目標でした。ようやく材料の準備と心の準備が整ったようなので、始めてみようと思います。

作るのはギブソンのファイヤーバードタイプです。スルーネック&リバースシルエットがカッチョイイ個性的なギターです。前から一度手にしてみたいと思っておりました。「買う」という選択肢もあったのですが、ギター工作の楽しみを知ってしまった今、特にこのモデルに関しては「作る」と決めておりました。

まずは設計です。ネットでは熱心なマニアの方々が独自に起こした設計図などもアップされてるのですが、残念ながら作ろうとしているモデルは見つけられませんでした。なので近いモデルの設計図や写真、データ、お店で実物を観察した時の記憶などを参考に独自に起こしてゆきます。

今時この手の作業はイラストレーターなどパソコンでやるものですが、今回は手でいきます。使うの方眼紙にシャーペン、消しゴム、定規、セロテープです。この方が大きさの感覚が掴みやすいのと、何より楽しいですからね。設計図といっても、どうせ作ってゆくうちにあちこちズレてくるはずなのでザックリでOKとしました。書いたり消したりを繰り返して何となく「こんな感じかな」に近づけてゆきます。

さて、いよいよ開始した自作ファイヤーバード。楽しみながらゆるゆると進めてゆきましょう。

チューナーいろいろ

ギターチューナー。昔はチューニングメーターと呼んでいた気がするのですがいつからこの呼び名になったのでしょうか? それはそうと、筆者はつい先日まで古いアナログのチューナーを使っておりました。そんな折、最近は何やらクリップチューナーとかいうものがメジャーであると知りました。試しに買ってみたところあまりの便利さにビックリ!というわけで今回はチューナーのお話です。

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洗い上げの受け皿

ギターばかりでもあれなので、たまには趣向の異なるエントリーでも。というわけで今回の作品(?)は「流し台の、洗い上げの、受け皿の、排水パーツ」です。なんのことやらですね。

我が家の洗い上げは形こそベストな感じだったのですが、受け皿の排水部分がわずかにシンクに届かず、どうしたものかと思っておりました。そんな時に見つけたのがコレ!

百均のチリトリです。こいつの一部をカットして取り付けた所……あらピッタリ! シンデレラフィットというのはこういう事を言うのでしょうか?

というわけで今回は日用品のライフハックでした。

ジャンクギター

ふらりと入ったハードオフで買ってしまいました。レスポールカスタムタイプのボディ。デタッチャブルです。税込み1080円でした。なんといいますか、一度こういうジャンクパーツを組み立てて音の出るようにしてみたくなりまして。

帰ってから「どんな色に塗り替えよう?」「ネックはどうする?」とあれこれ思案。こうやって考える時間もワクワクして楽しいものですね。やっぱり基本的にナチュラルベースが好きで、黒いレスポールカスタムは、どちらかというと好みではありませんでした。しかし不思議なことに、あれこれ画像などを検索しているうちに「あれ? 黒のカスタムもかっこいいぞ」と思えてきました。

そこで数日後に同じお店で、こいつのかたわれと思われるネックも買ってきました。こちらも税込み1080円。ネックの方はさすがに状態が良くなさそうなので(見るからに反ってたし)先日はスルーしていたのです。まあでも、どうしても使えないようなら指板をはがしてトラスロッドを取り出して再利用すればいいですし。そのうちひまを見て組み立ててみようと思います。

フォトジェニック、というギターだったようです。調べてみたら入門用のお手軽価格のブランドで、けっこうたくさん出ているみたいですね。

ははは。真ん中のマークが思いっきりズレてますね。せっかくきれいなインレイなので何とかしてやりたいですね。

ギター工作の本

工作全般を楽しむブログですので、たまにはギター以外のカテゴリーもエントリーしてみようということで書籍の紹介です。いろいろある工作関係の本の中から今回はこちら。

『はじめてのハンドクラフト・ギター』遠藤智義 著(リットーミュージック刊)

様々な作例とともに手作りギターの解説をまとめたムック本です。ジャンクギターを再生したり、シガーボックスギターを作ったり、ラップスチール、自作ピックアップ(!)、そして最終章はオリジナルギターを完成させるところまで。全ページフルカラー。工具の解説や、材料の入手先まで親切に書かれていて、パラパラと見ただけで「へぇ、ギターって作れちゃうんだ〜」という気分にさせてくれます。

以前、ギブソン社の経営状態がどうのこうの……というニュースを見た時に「ギブソンなくなっちゃうの? 買っとかなきゃ!」と思い立ったものの、欲しかったモデルはどこも完売。そんな時にこの本に出会ったのは、何かの巡り合わせだったのかもしれません。そして「売ってないなら作っちゃえ!」と、あれこれギター製作について調べ始めたという次第です。つまりはこのブログを始めるきっかけとも言えますね。

というわけでギター工作の敷居を下げてくれたこの本に感謝をこめて書籍紹介の1発目とさせていただきました。

レスポール・キット(17)ライブ仕様

とりあえず完成した格安レスポールキット。せっかくなので趣味でやっているコピーバンドのライブで使ってみることにしました。といってもさすがにそのままの状態で本番にのぞむには不安な箇所がたくさんあったので、いくつかのパーツを交換してみました。

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レスポール・キット(16)ひとまず完成

レスポールキットの完成です。「ひとまず」と書いたのは、まだいろいろいじりたい箇所が残っていたり「手を加える必要がある部品」があるからです。つまりまともに使えるようにするためには、いくつかの部品をまるごと取り換えなくてはならないというわけです。ともあれ「まずはキットのパーツを使って組み上げる」という当初の目標は達成できました。ではお披露目です。人生初の自作ギター(組立キット)の完成でございます。

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