レスポール・キット(7)テイルピースやり直し

まる1日置いたテイルピースのアンカー穴の埋め立て箇所は、見たところ無事に接着が完了しているようです。では修繕作業を進めてゆきましょう。

まわりを傷つけないように薄刃のノコギリでそーっと、そーっと……整形してゆきます。

まず突き出した棒をノコギリで切り落とし、さらにヤスリをかけて短くしてゆきます。トップ面を傷つけてしまわないように少し余裕を残しました。

この埋木、なぜもっと周りに近い色の材料を使わなかったのか? と後からふと思いました。しかしこの時は気が動転して本当にそれどころではなかったのでしょうね。

次はいよいよ2回目の穴あけです。前回の大失敗を繰り返してはなりません。慎重に位置決め。確認、さらに確認! 意を決してボール盤のハンドルを降ろします。最悪の場合、埋め立て用の木片がドリルの振動に負けて飛び散る可能性がないとも言えません。しかしそんな心配もよそに、どうにか無事に穴あけは成功! アンカーを打ち込んで試しにテイルピースを取り付けてみると……おお、見事にはまりました! しかも埋め立て作業をした箇所がすっぽり隠れるという奇跡も。

アンカー&ポストを打ち込んでみたところ。やはり材質の違う埋木が目立ちますね。と思いきや……
なんということでしょう! 埋め立て箇所はテイルピースの陰に見事に隠れ、失敗などまるでなかったかのように! わはは。やったぜ。

今回の修繕作業、「成功」と言っていいのではないでしょうか。よかった! さて次はブリッジの取り付けです!